• 昭和二十年夏、子供たちが見た戦争 Kumiko Kakei
  • #梯 久美子 #昭和二十年夏、子供たちが見た戦争 カケハシクミコ | Kumiko Kakei :9784041008805

#梯 久美子 #昭和二十年夏、子供たちが見た戦争 カケハシクミコ | Kumiko Kakei :9784041008805

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梯久美子 / Kumiko Kakei

**生涯に尽きるほど戦争の歴史に貢献する作家**
日本のノンフィクション作家、梯久美子さんの紹介文です。
彼女はノベルを中心に幅広いジャンルの著書を発表しています。代表作には「昭和二十年夏、僕は兵士だった」、「狂うひと 『死の棘』の妻・島尾ミホ」などがあります。このほかにも、戦争体験や歴史に関する本も多くあります。
Q:何をされた方ですか?
A:戦争に伴う、人々の悲しみや歴史について、広く世の中に伝えています。
Q:有名な作品は何ですか?
A:「昭和二十年夏、僕は兵士だった」で、これは太平洋戦争が終わった時期に、その頃の若者たちがどのような生活を送っていたかを描いた本です。この本は戦争体験というテーマが大きな関心を引いているため有名になっています。
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English Summary
**A writer who contributed to the history of war for the rest of his life**
This is an introduction by Kumiko Kakei, a Japanese non-fiction writer.
She has published books in a wide range of genres, mainly novels. Representative works include ``In the Summer of 1945, I Was a Soldier'' and ``The Mad One: Miho Shimao, the Wife of ``The Thorn of Death.'' In addition, there are many books about war experiences and history.
Q: What did you do?
We communicate to the world about people's sadness and history associated with war.
Q: What are your famous works?
``In the Summer of 1945, I Was a Soldier'' is a book that depicts the lives of young people at the end of the Pacific War. This book has become famous because the theme of war experience has attracted a lot of attention.
Wikipedia:梯久美子
昭和二十年夏、子供たちが見た戦争

書名昭和二十年夏、子供たちが見た戦争
著者
出版社角川グループホールディングス
発売日
ISBN9784041008805

📋 目次

私は疎開してみたかったのね。違うところに行ったら、違う世界が見えるんじゃないか、別の運命があるんじゃないか。そう思ったの。
そうしたらね、入ってきたんですよ。ジープを先頭に。ついこの前まで、鬼畜米英と思っていたんだけど、目の前で見ると、やっぱり輝いて見えてしまう。
僕は、いい時代に育ったと思っているんです。敗戦直後の、ものすごく自由で解放された雰囲気。誰もが貧しかったけれど、活気があった。
原爆ドームに行ってみたら、ふっと出てきたんです。ええ、みっちゃんが猫を抱いていて。あの猫はね、冷たかった。死んでる猫だったのよ。
あのころは女学生も来て、僕の見ている前で打っていた。僕、聞いたんですよ。「なんでヒロポン打つの」って。そしたら「痩せたいから」。
出征した担任教師が戦死。これからまだまだ、いろいろなことが起こるにちがいないと思いました。とにかく憂鬱でした、世界が。
ええ、私にはわかっていました。この人たちはもうすぐ死んでいくんだって。一度飛び立ったら還ってきてはいけないということも。
終戦後の大連ではコックリさんが大流行しました。大の大人が「コックリさん、コックリさん、私たちはいつ帰れますでしょうか」とやる。
僕はたぶんあのとき、心底怖かったんだと思います。もしかしたら僕があの浮浪児になっていたかもしれない。何かが間違ったら、あの少年は僕だったかもしれない、と。
少なくとも兵士は銃を持って戦場に出た。でも一般の市民は、誰も守ってくれない無法状態の中に丸腰のまま放り出されたのです。

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