『ぼくのジィちゃん』
by YAMAUCHIAKIOこの本を選ぶ人のための説明書
『ぼくのジィちゃん』(My Grandpa)
作:くすのき しげのり Kusunoki Shigenori
① この本の魅力
思わず笑ってしまうのに、読み終わると胸がじんわりあたたかくなる。
そんな“ほのぼの+爽快感”がつまった絵本です。
ジィちゃんの存在は、ただのおじいちゃんではありません。
「人を見た目や先入観で決めつけないこと」
そんな大切なメッセージを、やさしく、楽しく教えてくれます。
笑い声が広がって、最後にはスカッとする気持ち。
読み聞かせで盛り上がる理由が、ほんまによう分かるけん。
② ストーリーのさわり
主人公の「ぼく」が大好きなジィちゃん。
ちょっと変わっていて、どこか頼りなさそうに見えるジィちゃんですが……
ある出来事をきっかけに、周りの空気がガラッと変わります。
特に、ジィちゃんが“ある場面で走る”ところは、子どもたちが大笑いする名シーン。
そして物語は、思わぬ展開へ——。
くすのきしげのりさんらしい、あたたかくて気持ちのいい物語です。
③ 読みやすさのポイント
・文章はシンプルでわかりやすい
・テンポがよく、読み聞かせしやすい構成
・ページ数も多すぎず、集中力が続く長さ
幼保〜小学1〜4年生くらいまで、幅広く楽しめます。
大人が読んでも、ちゃんと心に残ります。
④ 実際に読まれている場面
・小学校での読み聞かせ
・運動会シーズン
・敬老の日の時期
・家庭での夜の読み聞かせ
・おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼント
季節を選ばず読めるのも魅力。
特にクラスで読むと、空気が一気にあたたかくなります。
⑤ 他の本との違い
同じくすのきしげのりさんの
『おこだでませんように』は、涙がじんわり広がるタイプ。
それに対して本作は、
「笑い」→「ワクワク」→「爽快感」
という流れが特徴です。
感動だけで終わらない。
“胸がすく思い”を味わえるのが、この本ならでは。
⑥ わたしたちの印象
子どもたちはとにかくよく笑います。
でも、ただウケるだけではありません。
読み終わったあと、
「かっこいいね」
「すごいね」
そんな声が自然と出る一冊。
大人は、ふと自分の考え方を振り返ります。
やさしさと爽快感が同時に残る絵本です。
⑦ 気になる点・注意点
・クラスで読むと笑いが止まらなくなることがあります
・盛り上がるので、静かに読む時間には向かない場合も
でも、それもこの本の魅力のひとつです。
⑧ Q&A
Q1. 読みやすいですか?
はい。文章はやさしく、テンポも良いので読み聞かせしやすいです。
Q2. どんな人に向いていますか?
幼保〜小学校中学年くらいのお子さん。
そして「笑えて、最後にスカッとしたい」大人にもおすすめです。
Q3. プレゼントに向いていますか?
はい。特に敬老の日や、おじいちゃんおばあちゃんに関わる行事の時期にぴったりです。
Q4. 子どもでも読めますか?
低学年なら一人読みも可能です。読み聞かせなら年中さんくらいから楽しめます。
Q5. 他の類似本と何が違いますか?
感動だけでなく、“爽快感”まで味わえるところ。
最後に心が晴れる体験ができます。
⑨ 工夫された読み方
・ジィちゃんが走る場面は、少し間をとって読む
・声のトーンを変えて、期待感をつくる
・最後はゆっくり、余韻を残して
そう読むと、子どもたちの表情が変わります。
笑って、ほっこりして、ちょっと誇らしい気持ちになる。
そんな時間をくれる一冊です。